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メモ用紙を貼っ付けるコルクボードです。主に感想・雑文用。感想系はネタバレあるんで注意。

スマホゲー『バディ・コンプレックス 戦場のカップリング』をちょっくらやってみた

 今、アニメ放映中である『バディ・コンプレックス』のスマホゲーが、昨日辺りにappストアで配信開始されたのでちょっくらやってみました。某スクフェスですら数ヶ月でアンインストールした(気づいたら数万ぶっこんでて怖くなったからだったり、飽きたからだったり、そもそもリズムゲー苦手だったり)くらいの人間なのでどっぷりハマることはないだろうと思っての軽い気持ちで。加えて、もしかしたらアニメでは見られなかった女の子パイロット同士のカップリングもあるかもーという下心も持ちつつダウンロードしました。百合オタなもので。

 で、結論から言うと、これそういうゲームじゃねかったですね。

 

 

 僕はこのゲームのことをパイロットを一人選んで、そのキャラに合ったカップリング相手を見つけつつシナリオを進めていくゲームだと思っていました。だから、もし主人公性別選択式だったら女の子同士のカップリングもあるかなと淡い期待を抱いていたのですけど、色々違いました。

 女の子パイロットは確かに居るのですが、そのキャラ(他のソシャゲで言うガチャでひくレアやノーマルなどのカード)は部隊の一員扱いで、カップリング要員ではないんです。プレイヤーは中立傭兵組織のメンバーとなりメイン4人・サブ4人から成る部隊を率いてミッションをクリアしていくという設定です。だから、ガチャでひいたパイロットはカップリングシステム自体にはあまり関係がありません。

 では、このゲームのどこに『バディ・コンプレックス』のカップリング要素があるのかというと、それはプレイヤーのFMP(ゲーム中用語。わかりやすく言えば属性・特性のようなもの)にあります。

 プレイヤーはゲームを進めていくうちに、趣味は読書、目玉焼きは塩派、動物は猫派などのFMPを獲得していきます。そして、FMPをどうするかというと、似たような傾向を持つプレイヤーを募集するなり探すなりして、バディ申請するわけです。FMPに共通項が多ければマッチング率(シンクロ率のようなもの)が上がり、プレイヤーが率いる部隊のパラメータが上昇するというわけです。そういうわけでプレイヤーはこのFMPを獲得しつつ、よりマッチング率が高く、相性がいい他プレイヤーを探して、部隊を強化していくのです。

 つまり、話を最初に戻しますと、カップリングされるのはネットを通じた俺ら同士だったということです。

 こいつぁとんだ誤算!

 カップリングを楽しもうと思っていたら、カップラーに仕立て上げられていたなんて!

 と言っても、まぁ、なんというか。大部分のスマホゲーがプレイヤーに語りかけるタイプの二人称で進んでいきますし、普通に考えればそういうシステムだってわかっていただろうなとは思います。僕ってほんと馬鹿。

 ゲーム自体の出来は、典型的なスマホゲーという感じです。

 タップ&スワイプで進めて、最後に出てきたBOSSを倒すという形でステージをクリアする、よく言えばサクサク片手間にできる、悪く言えば単調。カップリングシステムをゲームシステムで再現するという点ではちゃんと考えられているなと思います。

 もっとも、まだ配信されたばかりで、課金すら実装されていません。イベント・企画なんかも色々あるようで、ゲーム全体の評価はまだまだこれからといったところでしょう。

 アニメを見て、もっとこの世界に浸っていたいと感じた方や、カップリングシステム自体に興味を持った方は楽しめそうです。