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メモ用紙を貼っ付けるコルクボードです。主に感想・雑文用。感想系はネタバレあるんで注意。

ラブライブ! のファンブックっぽい本まとめ

 ラブライブ! には「これ一冊読んどけば大丈夫」と言った、特定のファンブックはありません。

 しかし、好きになったものはとことん知りたくなるのが人間の性。

 というわけで、ラブライブ! の設定や舞台裏、制作側の情報が載っている本をまとめてみました。

 

 

ラブライブ! ファーストファンブック

 

 いかにもそれっぽい名前です。

 さすがにファンブックを名乗るだけあって、各キャラのプロフィールや発言集、ここでしか読めないSS(短い)なんかが載っています。他は電撃G’sマガジンに掲載されたイラストや簡単なディスコグラフィーラブライブ! 読参企画のヒストリーといった内容です。

 しかし、このファンブックが発売されたのはアニメ前のことなので、掲載されている情報は自然とそれ以前の情報になります。

 アニメしか知らない方は自分の知っている情報との違いに戸惑うかもしれません。

 ラブライブ! というコンテンツが、アニメ前はどういった展開をしていたのかを知りたい方におススメです。

 

電撃ラブライブ! 1~3学期

 

 アニメ1期放送時に同時刊行された雑誌です。

 雑誌ですので、新品はもうどこに行っても売ってないでしょう。

 古本屋で運よくゲットするか、某マケプレが入手先になるかと思います。

 内容は……包み隠さずに言うと、グッズや関連商品の宣伝がほとんどです。

 特に1学期と2学期は、簡単なキャラクター紹介と放送されたアニメの特集記事、簡素なディスコグラフィーと言った内容で、あまりめぼしい情報はありません。アンソロジーも載っていますが、それは単行本として出版されている『ラブライブ! コミックアンソロジー』に収録されているのでそれだけのために買う必要はありません。

 全体的に言って、この雑誌群に目を通す優先度は低いです。

 が、しかし、3学期だけは一読の価値があります

 各キャラクターの紹介ページはキャストのコメント付きですし、なにより原案者である公野先生とアニメのシリーズ構成を担当した花田氏のインタビューが載っています。ラブライブ! というプロジェクトの発端の話と、そのプロジェクトをアニメ化するにあたってどう組み立てたのかという話です。こういったシナリオや企画面からラブライブ! に切り込んだインタビューが掲載されている本は、僕の知っている限りでは、このラブライブ! 3学期』だけです。そのあたりのことに興味がある方はぜひ手に取ってみてください。

 

リスアニ! vol 10.1

 

 アニメ化前に刊行されたもので、キャラソン特集号となっています。

 冒頭の40pがラブライブ! の特集になっています。

 簡単なディスコグラフィー、メンバー紹介とお決まりの内容が載っていますが、この本でしか読めない記事として、キャストインタビュー(3人グループに分かれての)、作詞担当の畑さんインタビュー、京極監督インタビューなどがあります。アニメ化直前ということで、それぞれアニメに対する意気込みなんかが見られて読みごたえがあると思います。

 『電撃ラブライブ!』とは違って単行本扱いなので入手が簡単なのもいいですね。

 

 

リスアニ! vol 14.1

 

 アニメ化後に刊行された一冊丸ごとラブライブ! の特集号になっています。

 個人的な感想ですが、この本こそが今のところ最強のファンブックです。それほど他を寄せ付けない充実した情報と密度があります。

 元々がアニソンをテーマにした単行本なので、音楽面からの掘り下げが半端ないです。

 劇伴担当藤澤さんインタビュー、作詞の畑さんインタビューは序の口です。音楽プロデューサーとディレクターを集めての座談会、コレオグラファー(振付担当)の方のインタビュー、そしてラブライブ! になくてはならない楽曲を制作しているコンポーザーの紹介、これまでに行われたライブのレポートと、極めつけはレビューと畑さんのコメントが添えられた詳細なディスコグラフィーと至れり尽くせりの内容となっています。

 もちろん、音楽面だけではなく、vol 10.1では3人ひとまとめだったキャストインタビューは1人ずつしっくりページをとっていますし、解説文付きの詳細なラブライブ! ヒストリー、そしてファン向け用語辞典なんかもついてます。

 設定や企画面の情報こそありませんが、それを差し引いても持っておいて損はないと思います。

 

 番外

 

電撃G’sマガジン各号

 

 ラブライブ! 発足の地、読参企画の大本、電撃G’sマガジンです。

 どうして本家本元を番外にしたのかというと、それは入手難度と入手量の関係です。雑誌扱いなので当然新品は店においてありません。2010年8月号にラブライブ! の誌上企画がスタートしたことを考えると、今月末に出るのが、2014年6月号なので、えーと……全部そろえるとなると、単純計算で40冊以上あります。

 「ラブライブ! にすべてを……」という修羅の道を歩む方におススメです。

 もっとも、主な情報源である『G’s課外活動~のぞまきえり~』が始まったのは2011年の5月頃らしいので、それだけでいいならわずかに少なくなりますね。よかったです。

 さすがに全部そろえるのは大変だと思うので、特定のメンバー二人にスポットを当てた企画『secret short cuts』が開始された2013年6月号あたりから集めるのがいいかもしれません。京極監督インタビューのある2013年8月号も揃うのでちょうどいいかと思います。